小沢氏と距離の枝野氏起用、指導力印象づけも(読売新聞)

 鳩山首相が9日、枝野幸男・元政調会長(45)を行政刷新相に起用する意向を固めたのは、首相や小沢民主党幹事長の「政治とカネ」の問題などで内閣支持率が低下傾向にある中、内閣の布陣を強化し、政権浮揚を図る狙いがありそうだ。

 小沢氏と距離を置く枝野氏の登用で首相の指導力を印象づけるとともに、党内各グループの幅広い協力体制を構築する意図もあるとみられる。

 枝野氏は衆院埼玉5区選出で、当選6回。党憲法調査会長などを務めた。昨年11月の政府の行政刷新会議の「事業仕分け」では統括役を務め、2010年度予算概算要求から6770億円を切り込んだ。首相は11年度予算の編成に向け、公益法人や独立行政法人を対象にした事業仕分けを実施する意向で、枝野氏に行政刷新相として本格的な準備に着手させ、仙谷氏は国家戦略室が国家戦略局へ格上げされることもにらみ、戦略相の業務に専念させる。

 首相は1月、藤井裕久・前財務相の辞任に伴い、戦略相だった菅副総理を財務相に横滑りさせ、仙谷氏に戦略相を兼務させた。枝野氏については当初、行政刷新会議などを担当する首相補佐官として仙谷氏を補佐させることを検討したが、発令が先送りされてきた経緯がある。

 首相補佐官の発令の遅れについて、党内では枝野氏と小沢氏との距離が一因だとする見方があった。枝野氏は8日にさいたま市で街頭演説した際も、小沢氏の資金管理団体「陸山会」絡みの政治資金規正法違反事件に関し、「小沢氏は国民の信頼を取り戻すことができないなら、身を引くことも含めてけじめを付けることが必要だ」と述べている。このため、枝野氏の入閣は民主党内の力学の変化の表れだとする受け止め方が出ているが、小沢氏周辺には「枝野氏が閣内に入れば批判の声をあげにくくなるだろう」との見方もある。

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